地震に備えて
予測できない巨大地震によるピアノの被害防止に関しては、建築物、乗り物をはじめとする他のあらゆる構造物と同様に、完全な対策はあり得ません。 ピアノも大きな振動を伴う地震では設置場所、設置状況によっては移動したり転倒したりすることもあります。 そこで、ピアノは地震をどのように受けるのかを実験により、さまざまな角度からその耐震性を検討しました。(ヤマハホームページより抜粋) その結果、軽度の地震であれば、室内各種備品の中ではピアノはかなりの安定性があることがわかりましたが、巨大地震では移動転倒する場合もあり得ます。 しかし、次の様な方法によりピアノの耐震性も高めることができることもわかりました。 それは「設置場所の工夫」、「揺れを逃がす方法」の2つです。 |
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■ピアノの設置場所の工夫 | |
(1) ピアノの動きを妨げないようにして下さい・・・床はPタイルや板張りの様に、ピアノの動きを妨げない床面に設置して下さい(ピアノを直接床面へ固定することは大変危険です)。 | |
(2) 壁際から10cm位離すようにしましょう・・・アップライトピアノは重心が後に寄っているので、背後に壁のない場合や、ふすまや障子を背にするときは後ろに転倒します。逆に、ギリギリまで壁に付けて設置した場合は、壁面とぶつかった反動で前に転倒することがあります。壁際から10cm程度離すことにより前側への反動を防ぐことができます。 | |
■各種対策器具による設置方法 | |
(1) 各種器具を取り付ける方法・・・ピアノの両側にソリを取付ける方法等、各種の方法が考えられます ソリ式の場合、床を滑ることでロッキングが少なくなり、転倒角も大きいので安定性が高く、畳、ジュータン、板張り等、何れの床面にも使用できます |
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(2) 壁または柱へ固定する方法・・・十分な強度が(壁または柱に)あれば有効な方法ですが、取付部の家屋の強度、使用する器具、金具及び取付方法等によって耐震強度に大きな差があるため、この方法による場合は適否を十分検討したうえで決める必要があります *金具等による床面への固定は、ピアノが受ける地震の揺れを逃がすことを妨げますので大変危険です |
真和楽器では以下のようなピアノ用地震対策商品もお取り扱いしています。
ぜひご相談ください(★の数は当社の推奨度合いです)。
ピアノ地震対策商品
■ピアノ転倒防止器具(ヤマハ製)★★★
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■ピアノガード(アップライトピアノ専用)★★★ |
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■ニューキャストップ敷板(アップライトピアノ専用)★★
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■ニュースーパーインシュ(アップライトピアノ用)★★
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■プロセブン・ピアノストッパー
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■ピアノシュレーター(アップライトピアノ用/グランドピアノ用)
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その他のピアノ移動商品
■ピアノ転倒防止補助キャスター(ヤマハ製) |
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■グランドピアノ運搬車CGP-III(ヤマハ製) |
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